目玉焼きは奥が深い!種類豊富な焼き方と、よくあるお悩み・疑問を解説

あなたの好きなたまご料理は何ですか?たまごに対する意識やトレンドを分析した『たまご白書』(キユーピー株式会社)によると、「好きなたまご料理」、「よく食べるたまご料理」、「1年以内に作ったたまご料理」、いずれも、目玉焼きが5年連続1位!さらに、目玉焼きをどこで食べるかという調査では、「家で作る」が圧倒的1位と、家庭に根づいた料理であることがわかります。この記事では、目玉焼きのさまざまな作り方と、よくあるお悩みにお答えします。
〈目次〉
1. 英語では細かく分類され名前もついている、作り方の種類 1-1. 初心者にも簡単、シンプルな焼き方【サニーサイドアップ】 1-2. 水を加えて蒸し焼きに【ベースドエッグ】 1-3. 黄身は生に近い両面焼き【サニーサイドダウン/オーバーイージー】 1-4. とろ~り半熟の両面焼き【オーバーミディアム】 1-5. 両面固焼き【オーバーハード/ターンオーバー】 1-6. 外国では「焼かない」が主流の国も...【揚げ焼き】
2. おいしい目玉焼きの作り方!お悩みQ&A 2-1. 半熟具合の見極めのコツは? 2-2. 焦げてフライパンにこびりつく場合は? 2-3. 黄身が真ん中の、映える目玉焼きを作りたい! 2-4. 電子レンジやトースターで目玉焼きは作れるの? 2-5. 目玉焼きは冷凍保存できる? 2-6. 調味料や付け合わせなど、食べ方のアレンジを知りたい!
1. 英語では細かく分類され、名前もついている、作り方の種類
目玉焼きは、フライパンにたまごを割り入れて焼くだけ。違いと言えば、片面焼きか両面焼きか、蒸すか蒸さないか、日本ではこの程度かもしれません。しかし欧米では、焼き加減でさらに細かく分類され、それぞれに名前があるほど、奥深い料理なのです。

1-1. 初心者にも簡単、シンプルな焼き方【サニーサイドアップ】

あえて「基本」を決めるとするなら、シンプルな片面焼きである【サニーサイドアップ】でしょうか。
1人分の材料は、たまご1個とサラダ油(小さじ1程度)。中火で熱したフライパンにサラダ油をなじませた後、あらかじめ別容器に割っておいたたまごを入れます。このとき、低い位置からそっと入れるのがポイントです。弱火にして、ふたをせず3~5分焼きます。
焼き時間で黄身の固さを調整できますが、上記の時間の場合は、黄身は鮮やかな黄色のままで、割ると流れ出るくらいの仕上がりになります。
参考:キユーピー「目玉焼きの基本レシピ」
1-2. 水を加えて蒸し焼きに【ベースドエッグ】

日本でもおなじみの作り方のひとつ、蒸し焼きは【ベースドエッグ】と呼ばれます。
たまごをフライパンに入れ、白身が固まってきたら、お湯または水を大さじ1ほど加え、ふたをして蒸し焼きにします。
黄身の上に白い膜が張ったような見た目になります。
1-3. 黄身は生に近い両面焼き【サニーサイドダウン/オーバーイージー】

【サニーサイドダウン】は、両面焼きの目玉焼きの中でも、黄身が生に近い状態で仕上げる焼き方です。フライパンにサラダ油をひいて強火にかけ、卵を入れます。白身が固まったらひっくり返し、一呼吸ほど置いたら完成。オーバーイージーとも呼ばれ、短時間で仕上げられるのも特徴です。
食べるときは、黄身が流れ出てくるので、ごはんやパン、トッピングと絡めて楽しめますよ。
1-4. とろ~り半熟の両面焼き【オーバーミディアム】
【オーバーミディアム】は、前述【サニーサイドダウン/オーバーイージー】の焼き方で、火加減と焼き時間が変わります。フライパンは中火で、たまごはひっくり返してから30秒~1分ほど焼くのが目安です。
黄身はとろりと柔らかさが残りますが、流れ出てくるほどではありません。
1-5. 両面固焼き【オーバーハード/ターンオーバー】
【オーバーハード】も両面焼きで、その名の通り、黄身はしっかり固焼き。火加減は中火で、たまごをひっくり返したら、黄身の部分に触れても弾力がなくなるまで加熱して完成です。ターンオーバーとも呼ばれます。
生や半熟のとろっとした黄身が苦手な人におすすめです。
1-6. 外国では「焼かない」が主流の国も...【揚げ焼き】

アジア料理のトッピングによく見られる、白身の底が香ばしくカリカリした目玉焼きは、【揚げ焼き】です。通常の目玉焼きの2~3倍多めの油で、フライパンを傾けたりしながら、白身のふちがジュージューと鳴るように焼きましょう。
また、スペインには「ウエボ・フリート」といって、ニンニクを香り立たせたオリーブオイルで、揚げ焼きにする目玉焼きがあるそうです。試してみたいですね。
2. おいしい目玉焼きの作り方!お悩みQ&A

目玉焼きはシンプルだからこそ、ちょっとした加減で思っていたものとは違う仕上がりになることも・・・。ここでは、目玉焼き作りにありがちなお悩みにお答えします。
2-1. 半熟具合の見極めのコツは?
目玉焼き作りの最大のポイントである、黄身の焼き具合。調理器具や火加減によって差が出るので、「これなら絶対!」という作り方がないのが難しさです。では思い切って、触れて確認してみるのもおすすめです。
黄身の表面からも加熱する、蒸し焼きか両面焼きなら、焼きながら黄身に触れて確認することができます。以下のポイントを目安にしてみてください。(清潔な手や器具で触れましょう)
【とろ~り】黄身が固まりきらず、ぷるぷるとろとろとした状態
蒸し焼き・両面焼きいずれも、
・柔らかくぷるぷるとしていて、明らかに液体が入っている感触が感じられる
・フライパンを振ると黄身が揺れる
【しっとり】黄身は流れ出ない、半熟の状態
・蒸し焼き:黄身の中心部まで、白身のようにブリンとした、しっかりした感触
・両面焼き:弾力が増してきて、ぷにぷに、もちっとした感触
※いずれも、フライパンを振ったときの黄身の揺れが小さいほど、固焼きに近い
【固焼き】黄身に完全に火が通った状態
蒸し焼き・両面焼きいずれも、
・ぎゅっと詰まっている感触
・フライパンを振っても、黄身の部分はまったく動かない
※この頃には、白身もこんがりと焼けていることが多い
2-2. 焦げてフライパンにこびりつく場合は?
まずは、調理器具に不具合がないか確認しましょう。加工が剥がれていたり、古いものだと焦げ付きやすいです。
調理の上では、以下のような対策があります。
◎調理前のフライパンをしっかり熱する
◎よく熱したフライパンにたまごを落とし、白身が固まった段階で、濡れ布巾にフライパンをあげて温度を下げてから、もう一度火に戻す方法。長めに加熱して黄身を固めに仕上げたい人には特に適している
◎水を加える蒸し焼き(ベースドエッグ)は、比較的焦げ付きにくい
2-3. 黄身が真ん中の、映える目玉焼きを作りたい!
フライパンの形状や、落とし方によっても、黄身は端に寄ってしまいがち。きれいに真ん中に黄身を配置したい・・・そんなときは以下の方法をおすすめします。
【手で黄身を移動させる】
たまごをフライパンに入れた直後、白身が固まり始める前に、よく洗った手で黄身をやさしく移動させ、10秒ほど押さえておくとその位置で固まります。
【黄身を後入れする】
あらかじめ白身と黄身を分けて、白身を先に焼き、固まり始めたころに黄身を後入れして焼きます。
2-4. 電子レンジやトースターで目玉焼きは作れるの?

可能です。以下の方法があります。
【レンジの場合】
深さのある小皿にラップを敷き、たまごを割り入れ、600Wのレンジで50秒ほど加熱します。黄身の爆発を防ぐため、加熱前に黄身に2~3箇所、つまようじで穴をあけるのがポイント。(参考:JA全農たまご株式会社「レンジで目玉焼き」)
【トースターの場合】
皿型にしたアルミホイル、またはアルミカップにたまごを入れ、オーブントースターで10分ほど焼きます。
ただしいずれの作り方も、焼き加減の調節が難しく、トースターの場合はアルミホイルにくっついたり、意外と時間がかかったり、思わぬ難点もあります。
最近では、雑貨店や百円均一ショップでも、レンジやトースターで目玉焼きが作れる便利グッズがあるので、上手に活用してみるのも良いかもしれません。
2-5. 目玉焼きは冷凍保存できる?
冷凍はできますが、解凍後は、目玉焼きの水分が抜けて、ゴムのような食感に・・・。味や食感の劣化が大きく、冷凍保存には不向きと言われています。
一部スーパーやネットショップで、冷凍の目玉焼きを見たことがある人もいるかもしれませんが、これは業務用の「目玉焼き風」オムレツ。冷凍ができるように開発された加工食品です。
家庭で手作りした目玉焼きを冷凍するのは、食味の観点からおすすめしません。
2-6. 調味料や付け合わせなど、食べ方のアレンジを知りたい!
調味料や付け合わせのちょっとしたアレンジで、目玉焼きの楽しみ方は無限に広がります。
前述の「たまご白書2025」では、目玉焼きにかける調味料として、醤油、塩、胡椒、ソース、マヨネーズ、ケチャップ、ポン酢、デミグラスソースなどが挙がりました。
地域別に見ると、東日本は醤油派が7割以上と圧倒的なのに対して、近畿地方では醤油派と塩派が半々。四国では、他の地域には少ない、マヨネーズ派・ケチャップ派が比較的多いなど、特徴があります。馴染みのない地域の食べ方を真似てみるのも、新しい発見がありそうです。
たまペディアがおすすめしている「めだま焼き丼」も、朝食、ランチから、手軽に済ませたい日の夕食にも使えそうなアレンジが盛りだくさん。ぜひチェックしてみてください。
3. 自分好みの目玉焼きの作り方を見つけよう

半熟派や固焼き派、白身が焦げていた方が良い人、ふっくら白身が好きな人・・・人それぞれの好みの分だけ、「おいしい目玉焼きの作り方」があります。この記事を参考に、あなた好みの目玉焼きの作り方を見つけてみてください。