知っておきたいゆでたまごの基礎知識!ゆで時間やむき方のコツ、保存方法や賞味期限を解説

ゆでたまごは、優秀なたんぱく源。ゆでるだけの簡単な料理ですが、お湯から?水から?何分ゆでればちょうど良い?など、作り方が定まらなかったり、「上手にむけない」といったお悩みも多いのでは?また、保存方法や賞味期限について、自己流でなんとなく食べている人も注意が必要です。この記事では、知っているようで知らなかった、ゆでたまごの正しい知識をお伝えします。
〈目次〉
1. ゆでたまごの作り方や温め方の基礎知識
1-1. 【基本の作り方】沸騰したお湯からゆでる
1-2. 何分ゆでたら良いの?ゆで時間の目安
1-3. 「水からゆでる」作り方のメリットとデメリット
1-4. 電子レンジでゆでたまごを作ったり、温めたりできる?
2. ゆでたまごの殻をきれいにむく方法
2-1. ゆでる前に殻に穴をあけたり、ヒビを入れておく
2-2. ゆで上がりに急冷し、水の中でむく
2-3. 賞味期限が近いたまごはむきやすい可能性大
3. ゆでたまごの正しい保存方法と賞味期限
3-1. 注意!ゆでたまごは生たまごより賞味期限が短い
3-2. ゆでたまごの保存に適した方法と期間
3-3. ゆでたまごを冷凍したい場合は・・・
1. ゆでたまごの作り方や温め方の基礎知識

お湯でゆでるだけで簡単にできるゆでたまご。ここでは、お湯からゆでる基本の作り方や、ゆで時間の目安、水からゆでる方法のメリット・デメリットについて解説します。
1-1. 【基本の作り方】沸騰したお湯からゆでる
沸騰したお湯にたまごを入れてゆでる、基本的な作り方を紹介します。
①鍋で、たまごがしっかり浸かるくらいの水を沸騰させる
※このとき、酢大さじ1を加えると、殻が割れても白身が漏れ出しにくくなる
②沸騰したら、冷蔵庫から出したばかりのたまごを、おたまなどを使って静かに入れる
③お湯がボコボコしない程度の火加減で、好みの固さまでゆでる(ゆで時間の目安は後ほど)
④たまごを冷水にとり、完全に冷えたら殻をむく
参考:キユーピー公式サイト「食生活アカデミー」
1-2. 何分ゆでたら良いの?ゆで時間の目安
沸騰したお湯にたまごを入れてから、白身が完全に固まるまでは6分ほどかかります。そのため、最短でも6分はゆでましょう。それ以降のゆで時間によって、黄身の固さを調節することができます。

1-3. 水からゆでる作り方のメリットとデメリット
お湯からゆでている間に、たまごが割れて白身が飛び出してしまった経験はありませんか?これは、冷たいたまごとお湯の温度差によるもの。水からゆでる作り方のメリットは、このトラブルを避けられることです。
一方デメリットは、ゆで加減の見極めが難しいこと。水から作る場合でも、ゆで時間は沸騰してからの経過時間で判断しますが、調理器具の材質・大きさ、外気温などの影響で、温度上昇のスピードが変わるため、ゆで時間が明確にできないのです。
このメリットとデメリットを理解して、上手に使い分けるのが良いでしょう。
1-4. 電子レンジでゆでたまごを作ったり、温めたりできる?
電子レンジで、自己流でゆでたまごを作るのは絶対にやめましょう。電子レンジはマイクロ波で内側から加熱していくので、殻や卵殻膜、白身で覆われたたまごは、内側の水蒸気の膨張に耐えられず、爆発してしまう恐れがあるからです。どうしても電子レンジを活用したい場合は、市販されている電子レンジ用のゆでたまごメーカーで作るのが安心です。
また、電子レンジでの温め直しもおすすめできません。殻をむいてあったり、半分に切ってあるゆでたまごでも、白身の内部に空気が含まれている可能性があり、その場合は、破裂の危険があるからです。
2. ゆでたまごの殻をきれいにむく方法

ゆでたまごの殻をむくとき、白身が張り付いて、表面がでこぼこにむけてしまったり、割れてしまったりすることがありませんか。これは、産みたてのたまごに含まれる炭酸ガスが、加熱によって膨らみ、内側から白身を殻に押しつけてくっついてしまうから。ここでは、きれいにつるんとむけるポイントを紹介します。
2-1. ゆでる前に殻に穴をあけたり、ヒビを入れておく
ゆでる前に、以下のいずれかのひと手間を加えておくと、炭酸ガスが抜けやすくなる上に、殻と白身の間に空気や水が入り込んで、むきやすくなると言われています。
◎清潔な安全ピンや画鋲でたまごの殻に穴を開けておく
◎たまごの尖ったほうをスプーンで軽く叩いてヒビを入れておく
ただし、加減を誤ると、ゆでている間に白身が飛び出してしまいます。100円均一ショップやホームセンターで売っている、たまごに小さな穴を開けるためのグッズも活用してみましょう。
2-2. ゆで上がりに急冷し、水の中でむく
ゆでた直後に、氷水や冷水にとり、ゆでたまごを急冷し、さらに水の中や流水にあてながらむくのも、有効な方法です。冷水にとると白身が収縮し、殻との間に隙間ができるため、つるんと、むけやすくなります。
さらに、「2-1. ゆでる前に殻に穴をあけたり、ヒビを入れておく」方法と組み合わせると、殻と白身の間にできた隙間に水が入り込み、より効果的です。
2-3. 賞味期限が近いたまごはむきやすい可能性大
ゆでたまごの殻をむきにくくする原因になる炭酸ガスは、採卵から間もない新鮮すぎるたまごに多く含まれていて、時間の経過とともに抜けていきます。そのため、購入したてよりも、しばらく冷蔵保存した、賞味期限の近いたまごで作ったほうが、むきやすいと言われています。
3. ゆでたまごの正しい保存方法と賞味期限

忙しい朝食やちょっと一品足りないとき、小腹満たしや夜食にも大活躍のゆでたまご。一度にたくさん作って保存しておきたいところですが、ちょっと注意も必要。正しい保存方法と保存期間を知っておきましょう。
3-1. 注意!ゆでたまごは生たまごより賞味期限が短い
生鮮食品であるたまご。なんとなくのイメージで「加熱すれば賞味期限が伸びる」と思って、ゆでたまごにして保存していませんか?実はそれは大きな勘違い。
たまごは生鮮食品でありながら、白身に含まれる殺菌酵素・リゾチームの働きのおかげで、冷蔵で長く日持ちする食品。このリゾチームは熱に弱いため、加熱すると賞味期限が短くなってしまうのです。
3-2. ゆでたまごの保存に適した方法と期間
では、実際にゆでたまごは、どのような保存方法が適していて、何日保存できるのでしょうか。
【ゆでたまごの正しい保存方法】
◎保存用は黄身までしっかり固ゆでにする
◎殻付きのまま保存する
◎冷蔵保存で3~4日で食べ切る
作る過程で殻が割れてしまったもの、殻を剥いてしまったものは、保存せずに食べましょう。また、いつ割れたのかわからないものは処分するのが無難です。
3-3. ゆでたまごを冷凍したい場合は・・・
ゆでたまごを殻のまま冷凍すると、中身が膨張して殻が割れてしまい不衛生。かといって、殻をむいて冷凍すると、白身の水分が抜けて食感が悪くなるので、おすすめできません。
どうしても余らせてしまった場合は、少し手を加えてフィリングにすれば、1カ月ほど冷凍保存が可能になります。
【ゆでたまごをフィリングにして冷凍保存する方法】
①固ゆでしたゆでたまごをみじん切りにし、マヨネーズや塩、こしょうで味付けをする
②ラップで密閉し、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ
③パンや、野菜サラダに添えたり、ポテトサラダ、タルタルソースに活用できる
4. 正しい知識のもと、ゆでたまごを上手に活用しよう

ゆでたまごは、 良質なたんぱく質の吸収率が生たまごよりも優れていて、筋力や基礎代謝の向上に効果的。低カロリーで栄養価が高く、ダイエットの強い味方でもあります(詳細記事はこちら)。正しい知識のもと、その効果をしっかり取り入れたいですね。